岡山地区内特別支援教育関係PTA等関係者懇談会

                 主催 ()岡山県手をつなぐ育成会
                 共催 同 岡山地区連絡協議会
                 日時 平成20年2月20日(金)10:00
                       きらめきプラザ701会議室
1 開会挨拶
 前回の懇談会で特別支援学校、養護学校などに通っておられる親御さんよりたくさんの意見をお聞きし、参考になった。また、今回も情報交換をしていただき、十分に意見をお聞きし、私たちの育成会がお手伝いできることはしていきたいと思っている。このような懇談会をできるだけ定期的にしていきたい。また、皆さんが来やすいような会にして、意見交換、情報交換、またこちらから情報提供ができるような場にしていきたいと思っている。開催にあたり岡山地区連絡協議会桂木代表をはじめ各方々にご協力いただいたことに心から感謝したいと県育成会徳田会長より挨拶があった。

 前回の懇談会で大変良い意見をたくさんいただき感謝している。当面の課題として特別支援学級の方々と連絡がとりにくいといったことがあり、今回、福島専務理事とともに学校を回った。また、徳田会長より岡山市教育委員会等も紹介していただき訪ねたが、プライバシーのこともありなかなかうまく連絡が取れない。皆様にお知恵をかりながら、この部会が広がっていき、良いものにしていきたいと願っている。皆様の若い力を借りながら、歩きはじめたばかりのこの部会に、ご協力お願いしたいとの桂木代表から挨拶があった。

2 参加者自己紹介
  参加者全員が、子どもの様子など話しながら自己紹介を行った。


3 懇談
・ 福島専務理事より2つの懇談の趣旨の説明。
@   障害のある子どもさんがおられる親同士の方々が、この場で苦労話、悩みを出し合ったり情報交換をしたり、お互いの交流を図り、学習をしていきたい。(皆様の悩みを解決していきたい。)
A    県育成会の立ち上げの1番の基本は、障害児の教育療育を発展させようということが趣旨だったのが、だんだん障害者が増えたので、県育成会の運動が、障害者の福祉を守るという方へ重点が移ってきていた。これを原点に返し、障害児の教育を、煮詰めていこうというというのが趣旨である。また、このことをこれからの育成会活動にどのように取り入れていったら、皆様の意向に添うことができるか、ご意見をいただきたい。『学習会や啓発行政と協働』の中へもっと大きく学校も入れて協働していきたい。学校への要望も多いので、そこを取り持っていき、組織をつくってやっていきたい。(育成会活動が皆様の悩みを解決できるようにしていきたい。)

○ 部会の開催について
   平日、午前中がよい
   部会の進め方についても特別支援学級・特別支援学校・幼児などと分かれて開催したりするのも良いので、状況を見てやっていく。当面は、合同でやっていく。
K:提案=特別支援学校(学級)(幼児)など、それぞれの部分を別々に話し合いながら、また合同で話し合うことが大切。それぞれの年齢によってテーマが違うので、それぞれで問題を出し合って、そこに専門機関に入ってもらって問題解決をしていったらと提案。テーマが同じであれば悩みを出し合い、参加したいと思える部分があると思う。
 また、6年間の小学校と3年間の中学校を比べたとき、小学校は6年間をずーと長いスタンスでとらえてもらえて、成長を見られる。しかし、中学校の3年間はすぐに過ぎ、あまり専門性もなく、意味なく過ぎていく感じがする。3年間がすんだあとのことも難しい。

 そういうことからも、特別支援学級・特別支援学校・幼児と分かれて話し合ってもいいのでは?
S:幼児は、なかなか施設(幼児部)も少ないし、集まる機会が難しい。子どもが小さいので気持ちはあっても機会を作るのが難しい。
福島:この会をもっと働きかける方法はないか?
徳田会長:口コミで広げていくことも大切。また、幼児のように出かけられることができない場合、事務局(会長・専務理事)が出かけていくので、いつでも言ってほしい。

○ 課題について
@    ことばの教室が中学校に少ない。
Y:東備地区に、ことばの教室が中学校にはない。小学校までせっかく教えてもらっても中学校がなく困っている。昨年の11月にも県教育委員会にも要望したが難しいといわれた。中学校でのことばの教室の受け皿が必要であるが、なかなか難しい。
徳田:中学校のことばの教室にいきたいと思っている人が実際に何人ぐらいいるかを調べて、具体的な状況をつかみ要望を出すことが大切。
福島:この問題については、東備地域連絡協議会とも連絡を取り合って、両方でやっていくことが大切。それまでに具体的な数値の把握が大切なので、Yさんに把握をお願いした。

A    養護学校から入学を断られた問題について。
S:自閉症で知的IQは64〜70近くある。しかしパニックがある。泣き声が嫌いで、それを聴いた時は、手を出したり、噛みついたりする。入学予定学区の小学校が、かなり児童数が多いので、主治医も児童数が多いうえに、聴覚過敏があるからそれは大変で、なかなか難しいと言われたので、親として悩み、養護学校を希望した。養護学校の方はわかりましたと言われたが、実際には数値だけを見られて、60以上あるなら地域の学校に行かれたらと1月末に、教育委員会から、養護学校への入学許可が下りなかった。もう一度申請を出している。数字だけしか事際には見てくれない。あくまでも落ち着いた状態であった上での数値である。今まで伸びてきたものを小学校でも伸ばしていかれてはといわれる。しかし、親としては、パニックになって、噛みついたり、けがをさせるのではという心配はいつもあるので、そのような心配の少ない環境に入れたい。少人数で個別対応をしてもらえる養護学校にいきたい。
O:実際に子どもを見てもらい、状況を説明し、わかってもらうしかない。押すしかない。
S:児相の発達審査を受けたあと、数値が良かったが、すんだ後、大パニックを起こしたのを見て、児相の判定員が、「この子が養護学校に行ったら他の子をひきずり回す」といった。
徳田:就学指導の面接等で子どもを連れていく機会があったか?就学指導委員会などで専門の先生に見てもらう機会があったか?
S:書類だけで見られて、まだ、そのような機会はない。
徳田:以前は、難しいケースは、教育の専門家、心理の専門家、医者といった専門家に集まってもらい面接していた。二次はあるのかも?
S:二次がだめなら三次。児相が言うのには、二次の判定の時には、心理の専門家もきちんと入っているし、医者もいると言われるが、数値だけしか見ていない。発達検査をしたら毎年数値がのびているので、これから先伸びる可能性があると見なされる。しかし、それはあくまでも落ち着いた状況でのことなので、総合的な判断をしてほしいし、親の思いをくんでほしい。
徳田:知的な学級に入っていて、今の通級のように、情障に通級にしていたことがあったがーーー。
S:通級は、一般のクラスに入っていることが条件で、岡山市は2週間に1回である。
K:うちの子もIQが高いので、養護学校に希望を出しても入れないのではといわれたが、とにかく養護学校に入学したいことをアピールしてきた。
S:就学指導に来てくださっている先生は、状況もわかっていて下さっているので、市からは親の希望を押してくださるように言ってくださり感謝している。親として、学校にも何度となく行き、出来るだけ押している。
N:うちも養護学校に入学にできたが、本当に大変だった。子どもが学校見学に行った時、先生に「ここの学校に来たい」といったことが大きく、それから主人と共に市の教育委員会、学校、県教委と数回にわたりお願いした。とにかく押せ押せでアピールしお願いし続けた。Sさんと同じ思いをしてきたので、大変さが本当によくわかる。入学許可がおりたのは、うちもぎりぎりでいただいた。
S:入学許可がぎりぎりというのも、入学許可がおりるというよい結果だといいが、ダメだった場合、それから次を考えたり、対処するのはきつい。次の準備ができない。
N:うちは、中学部からの入学だったので、許可がいただけないなら、小学校7年生までいかせて下さいといった。大変だった。
S:自分だけではなく、知的には高くても自閉症の方は他にもおられると思う。その方々も私が悩んでいると同じ苦しみをするかと思うとつらい。自閉症ということを理解して対応してほしい。
福島:厚生労働省も発達障害について見直すといっている。予算をつけている。就学進路についても明るい見通しもあるのでは。
徳田:押すことが大切。もう1つは、自閉傾向がある子が、大きな学校でも、先生との関わりでよい関係をきずき、周りの環境を理解してとても落ち着き、よくなっていった。環境を理解できたら、9歳の壁と昔から言われるが、その頃までには器質的なものがなければ落着く。
S:特別支援学級の先生がもっと勉強してほしい。あと、児相の先生に「特別支援学校に行くと普通の学校には戻れない」と言われたが本当か。
徳田:そんなことはない。戻れる。また、何度も養護学校にも特別支援学級にも親子で行ってみることが大切。
O:上の子は養護学校に行っていて、下の子が中学生になっている。ある日、下の中学生の子が、「自分を児相に連れて行って調べてほしいといった。兄弟関係で上が障害があったら、もしかしたら自分の中にもと思ったのかもしれない。実際、連れて行き検査してもらった。結果はグレーゾーン(ボーダー)だった。その結果を本人に「知的障害者ではないよ。でも、勉強は大変かもね。でも、がんばれば大丈夫。」と伝えてもらい本人は納得していた。このことを学校に先生に伝えたが、先生は、「そのような専門知識がない」とはっきり言われ、ボーダーの子へのフォローはない。専門機関と学校との関係がない。児相は検査だけで終わる。次へのつなぎがない。機関ごとにブツブツと切れる。早く見つかった問題を親→学校→関係機関→社会へとつながっていかず、ブツブツと切れる。具体的には、上の子の養護学校のコーディネーターの先生に相談し、対処してもらっている。学習面では家庭教師に来てもらい、生活では基本的生活・生きる上で大切なことを身につけていけれるようにやっている。早く見つけて早く対応してほしい。
H:長男、重度の障害、二男多動、三男ことばが少し遅かったので様子を見ていこうと言われている。親しか早く見つけてやれないのでいろんな勉強をしていかないと、と思っている。長男は早いうちに、おばに預けその環境があって、おばもよく見てくれたおかげで言葉も少しづつ出てきている。また、つながりを考えた時、今は自立支援協議会が一番そのつなぎが出来ているように思う。各専門機関がネットワークを作って専門員をおいて何かあったらすぐにケース会議などをひらき、関係機関をつなげている。この自立支援協議会を機能させることが大切。拠点となる。
O:地域によって自立支援協議会が、機能しているとかどうかまちまちである。
K:コーディネーターは学校からの依頼がないと動けないので、依頼があればいける。
T:中学の特別支援学級も1人ではできないと言われ、養護学校に行くことにした。特別支援学級の先生の理解が難しい。先生が子どもの個性を理解してくださらなかった。養護学校に行くようになって落着いた。
N:特別支援学級に子どもの人数が足りないのではなく、親が子どもの障害を認められず、障害も個性だといわれ、特別支援学級に入れようとしない親もいる。
S:兄弟関係で障害がある下の子が同じ学校の特別支援学級に入ったら、上の子がいじめられたりするのではと親としたら心配してしまう。普通の子がいじめられないようには教育できませんと先生からいわれた。
O:良い先生がいても周りの先生との調和が難しい。学校ぐるみの取り組みって難しいのか?上の先生によってかわる。
K:兄弟が「後は、私が障害があるお姉さんを見ないといけないんだから。」という。兄弟はやはり心でいろいろ思っている。実施いじめがなかったようにも思わない。心にバリヤが生まれる。現実として兄弟にもわかってもらいたいと親は思うが、本人は難しい面もある。
I:兄弟奮闘記がたくさん本にものっている。転勤族だったのでその場でやっていく、すべを身につけているのかも。学校を選ぶときにやはり小学校入学は大きなポイントである。学校になじめなけば、それがあとあとまで大きなトラウマにもなる。大切なポイント時期だと思う。
 知的に高い人が大学まで出たが就職時、就職できず作業所に通うようになり、作業所の指導員に恋してしまった。この問題は本当に大きな問題であって、本人にとってどのように対処していったらよいのか大きな問題である。
Y:養護学校のクラス分けについて、重度、軽度、中軽度の人たちをどのように分けていったらよいのかと思う。また、学童保育(日中預かり)をしてほしい。要望していきたい。
T:岡山市内には岡山東養護学校の中にある。建物を県(東養護学校の教室をかりる)、補助金を岡山市、指導者をボランティア(有償)で運営している。利用者は、1回300円を支払い、保育してもらうというものが出来ている。月・水曜日の週に2回で放課後から午後5時までの利用となっている。
M:今日は皆さんの話を聞かせていただき、皆さんもいろんな悩みをかかえながら生きておられるんだ。辛いとか、苦しいのは、自分だけではないんだと思い勇気をもらいました。
T:初めて参加させていただき、皆さんの意見をじっと聞きながら、自分の中ですごく思うこともあり、興奮しています。この気持ちを持ちかえって他の方々に伝えていきたいと思いました。

○ 今後の活動について

@    次回の会をもつ。4月22日(火)10:00〜 きらめきプラザ 705会議室
A    50周年に向けて将来の育成会像の意見をお願いしたい。

閉  会

                              (文責 古山)


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