第2回 東備地域連絡協議会学校部会
平成20年11月25日(火)10時〜12時で、社会福祉法人 藤の里 藤工房にて開催され、約25人の参加により熱心な協議が行われた。
東備地域連絡協議会延藤会長の挨拶の後、岡山県育成会の徳田会長から、障害者自立支援法関連のアンケートによる「知的障害者の
地域生活における権利擁護」ということで概要の説明があった。それは以下の通り。
1 アンケートについて 配布された資料
今年3月から6月まで実施。30〜40代の方の回答が一番多い。
2 地域での安全安心な暮らしにおいて
@本人が交通機関を使えることが一番!
療育手帳を持っているが、提示出来なかったというトラブルがあった→首からかけるタイプのものを300円で販売している。
A小児科・歯科も大切だが、精神科のかかりつけが大切である。
大きくなってから精神科の先生の資料が役立つし、日頃から本人の状態を認識できる。
本人の個人ファイルを作り、それを提示すれば、付き添いがなくても診断が受けられるという動きがある。(備前市は本年中にスタート)
B通学途中(地域)の交番と仲よくし、気軽に声をかけてもらえる関係になっておく。
育成会でも交番を回ろうと思っている。
C施設内での利用者同士のトラブルは施設側とよく話をすること
D在宅サービスが少ない。デイサービスが困る(人材確保が難しい)。
3 福祉サービスについて
@利用者同士のトラブルが一番多い。
A地域の人に声をかけてもらうことの大切さ。
将来的に大切なのは本人の行ける場所(土・日)を作ること。身近に相談できる場所・住む場所をつくっておくこと。
4 高齢化・入所できる施設が欲しい。
5 学校は本人が自立できるようになっているか、そういう教育がなされているか。
<プレじょぶ>本人が社会で参加できる地域のお手伝いを1時間ぐらいさせていただく。本人も元気がもらえる。地域にも理解してもらえる。
その体験ができる場を作っていくことが大切である。
6 窓口対応→役場の職員に勉強して欲しい。時間がかかる。予約がとれないなど、問題もある。医者が本人の燃えでいろいろ話すので困った。
7 関連法整備がまだできていない。
質疑応答
Q 広汎性発達障害
土岐先生のお話を聞いて、今後どういう方向に進んで良いのか、どういうところに相談すればよいのかが分からない。
A とりあえず、学力をつけていこう。個々に合った支援をどうしたらよいか。1冊の冊子にいろいろの情報がはいっているものがある。
Q アスペルガー
進路について悩んでいる。高校では、養護学校に行けないボーダーであり、理解ある高校が今はない。高校に入ってから気がつくケースもあ
り、高校側も困っている。
A 東京の私立武蔵野東高校では、自閉症を中心に不登校の子も受け入れているところもある。いろいろな経験をさせ、得意なところを見つけて
伸ばす。不得意だけで絶対に必要なもの(コミュニケーション)をどうすればどきるかを考えて支援する。
瀬戸町にできる特別支援高校にも入れるようにするため、これからの運動が大切である。精神科医による所見も必要となる。
A 東備養護学校の先生が、障害が軽くても重くても相談への窓口を広げている。先を見据えて今から専門の技術を身につけることを学べる。
Q 知的障害
O小学校では、知的障害クラス8人、情緒障害クラス6人で担任の負担が重い。(補助が2人いる)。一人ひとりに目が届かない。先生一人では
なくて、他の先生方も補助できるようにならないものか。良い先生だけれども、8人もいるし、普通クラスからくることもあり、先生の負担が大きく、
細かい支援ができない。
A 学校側と学期毎に話し合いを持ち、考えていかなければならない。補助は一人のところに二人ついているのは特例。教育の形も大きい子が小
さい子を教えるというような教え合う形をとるなどをしてはどうか。
Q 情緒障害
担任か変わった。ベテラン先生だが、特別支援クラスは初めてのようで先生もバタバタ、親もバタバタで、子どもが落ち着かない。
Q 知的障害
感じがはいりだしたら、LDであるかもしれないことがわかり、相談中。IQが70あり、話ができるため、東備養護学校に入れなかった。
A LDは理解が難しい。漢字で自分の名前、家族の名前を書く練習、本人が書きたいものを書かせる。身近なところから(関わりのあるところから)
教える。住所、電話番号など。漢字のどこが違っているかに気づかせるようにする。
Q 自閉症
思春期に入り、「なぜ僕はタンポポ学級なの?」と言ってきた。他の人との違いが分かってきた。できないこともあり、悔し涙もーーー。地元の中
学に行かせてやりたいが、自転車通学になる。自転車通学では危ない。バスはぎりぎり対象地区にならない。本人は自転車通学で行きたいと
言っている。
Q 高機能自閉症、高機能ADHD
高校1年の子は、高校に入るのに、中3になって、本人がやりたいものをやらせてやりたくて、オープンスクールに10何校通った。東岡山工業に
合格して無遅刻無欠席でがんばっている。友達関係はまだうまくないし、行きたくなくなる心配もある。小1の子は元気なタイプなのでトラブルも
多々。薬を飲みながらがんばっている。
A 手に職をもてるというのがよいこと。仕事に生き甲斐がもてると良いです。欠勤しない、挨拶が出来る、言うことが聞けるということが大事です。
Q 県立高校は支援はありますか。
A 高校側も養護学校と連携をとっている。受験前に校長・主任とが、高校へ説明に行ってくれている。自閉症と分かった上で合格している。公共交
通機関のいつもの駅の方にも理解していただくことが大切。
延藤会長
ボーダーラインの障害者が大人になり、犯罪を犯し、その後知的障害であることが分かる場合が多い。出所後の受け入れ先がなく、再犯につなが
っている現実がある。
障害を悪い物と思わず、かくさず、子どもを理解し、つかんでいけるようになる。自分たちが声を上げて出来ることをしていきたい。地域での障害児
の居場所づくり。
吉永→おもちゃ図書館
富山市の共生ケアの例→障害者・高齢者・幼児を集めた。地域の拠点をつくってそこで日中一緒に過ごしてことができるように支援する。
Q 東備養護中1
地元中学か、養護学校か悩んだ。地元中学の知的クラスがなくなったので、地元の子はどこに行けば良いのかなと思う。(地元がないから、他地
区を進められたひともいる)
A 中学校の特別支援学級と養護学校の違いを理解しておく。勉強しておく。本人の意志を大切に、行きたいという意志を大切にする。
Q 日本では、一人しかいない二人目だといわれた障害の子がいる。前例がないので分からない。コミュニケーションがとれず、数学的なこともだめ。
満腹感がないため、冷蔵庫に鍵をしたり、台所で寝たりしていた中学から地元に入れたが、入学当初からあざなどあり、いじめもあって、5月から
登校拒否になり、保健室登校を先生から進められ、保健室登校もしたが、勉強は見てくれず、母親が勉強を教えに行った。(母親がまず行動)。他
の子どもたちも教えるようになり、先生も交代で来てくれるようになる。そのころから安定剤を飲むようになる。
新年度から特別支援学校を作ってくれたが、実技を普通クラスに行くように言われたが、やはりいじめられるようになり、再び、不登校になる。
高校神格に際し、先生から「瀬戸農校」を勧められる。母親はまたいじめに合うかもしれないという思いと、楽しい生活を送ってほしいという思いが
ある。父は養護学校には反対(父と母の障害に対する受け止め方の違い)。東備養護学校の高等部に進学し、楽しい生活を送る。
延藤会長
特別支援学級に対する嫌な感情が親にあり、我が子は入れたくないという親の無理解から子どもにとって、楽しい学校生活が送れず、不登校にな
るケースがある。子どもの障害を受容し、その子どもに合った環境を見つけて行くことが大切だと思う。
閉会を挨拶を延藤会長が行い、次回は1月に第3回を開催することを告げ、散会する。
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